2013年5月9日木曜日

【2013/05/06】ドロップ読み試行錯誤

どうも森です。

チラシができました!わーい!
チラシをそれぞれ持っていったあと、まずは先週やったことと宿題を確認。
宿題は69Pのバス停についてのBのくだりを覚えてくること。今日はその箇所を読むところからスタートしました。

順番を決めずに数字をランダムに計上していく簡単なゲームでウォーミングアップをしたのち、同じ要領で、言葉を即興で短く切ってランダムな順番で文章を読みます
(呼吸らでは前回からこの読み方に「ドロップ読み」という名前が付けられているようです)。
次は運転手の台詞を浦瀬さん、乗客の台詞をかなえさんが担うことにし、読むフレーズが少し長めになるように心がけながら読みます。
ウォーリーさんからの指示は「音の高さや音量を変えたり、言い方を変えたり、いろんな工夫をしながら読んでください」。
聞いていると、意味は取りにくいものの、ひとつだった物語が数えきれないほどたくさんの物語に増えていくような不思議な感覚に陥ります。

次は67PのDのくだりを、読む順番を決めて同じように読んでいきます。
ウォーリーさんからの指示は「他の人が読んでいるときに適当にノイズを入れてみてください」。

「67Pと135PのDのくだりは上演台本の柱にしたいと考えている」というウォーリーさん。メンバーのドロップ読みを聞きつつ、必死にイメージを練っているようです。
今度は車座になって67Pのドロップ読みを続けます。

ひとりあたりの読む量が長くなったせいか、物語が増えていくという文章の意味が多彩になったような印象が強くなりました。
ウォーリーさんが文章を切るところを指定し、また読みます。
「少し切なく読んでみてもらっていい?」とちょっとアバウトな指示を出しながら、ウォーリーさんも車座のなかへ。


「次は「だるまさんがころんだ」みたいに無機的に読んでみてもらっていいですか。声の発話に関しては大小程度の変化だけにして、あんまり情緒的にしないで。間の取り方で工夫してみてください」
「後半のメインをきくちゃん・ようこさん・かなえさん・浦瀬さんの4人にします。前半はさっちゃん、後半ようこさんがリーダーで。あと一回だけ読みましょう」

最終的に読む箇所を決めることにしました。
ウォーリーさんがテクストの断片と読む人を割り振り、それを各々メモします。
テクストが即興のドロップ読みから台本として固定化されました。

一部を紹介すると、こんな感じ。
↓  ↓  ↓
がく D
よう は
さえ しょちゅう外へ出かけた
さち くりかえし
てい い
かな え
でん から外へ
がく 出た
いま 顔も
きく 洗わず
やこ いってきますも
きく いわないで
さえ あとで怒られたことも
うら あった

なかなかハードな作業でした……とりあえず休憩!
あくまで僕がそう感じるだけなのかもしれませんが、作業が進むにつれて稽古場全体が疲れに比例して集中力が高まっていったせいか、テクストを断片的に読み上げていくウォーリーさんの言葉がどんどん研ぎ澄まされていったような気がしました。これは演劇の現場でたまに遭遇する現象ですが、読む(語る)ひとの意識がその言葉の意味から離れていけばいくほど音声はかえって純粋に言葉の意味を伝えるようになるということがあります。この作業の終わりの頃にはそれが起きていて、傍観していられた僕は小説家福永信の書いた言葉を演出家ウォーリー木下の(奇跡的に)洗練された朗読で味わうことができたのでした。(現実的なことをいえば演出家のウォーリーさんがそれをできていても仕方ないわけですが)

休憩ののち、メトロノームに合わせて135Pを割振りのとおりに読みました。
ま、とりあえず覚えましょう!ということで、次の作業へ。

前回発表されなかった一人芝居をみんなで観ます。
ていさん、さっちゃん、ようこさんの順番で発表。
この日もようこさんが大暴れ!?どうぞ動画をご覧あれ。


ウォーリーさん、OPで「星座から見た地球 呼吸ら」を影絵で出そうと考えているとのこと。しかも影絵を出しながらドロップ読みもしたいらしく、一文字ずつ割り振ります。

いま 星
でん 座
さち か
よう ら
きく 見
かな た
さえ 地
てい 球
やこ 呼
がく 吸
うら ら

ウォーリーさんのイメージでは3ターン読んで3ターンめでタイトルらしくなるように持っていきたいようです。
ちょっと読み方を探ってみます。
こちらも動画をご参照。


次は璐美受理もといロミジュリ(なにMacのこの変換)へ。
ロミオは今木くん、ジュリエットはようこさんにキャスティング。
今木くんの「ロミオ演じまーす」というラフな立候補の言葉から、有名なバルコニーの場面を読んでいきます。
そして「今日からもうロミオではなくなります」から「僕はAです」「私はBです」……のシーンへと接続することに。
名乗るアルファベットを割り振り、リズムに乗せて続けていく練習をしていきます。

今日はここでタイムアップ!おつかれさまでしたー。



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