2013年4月16日火曜日

【2013/4/15】着替え、からだの見え方、動き方


どうも、森です。
今週も稽古場の様子をご報告します。

〜まずは先週の課題「からだの状態や音に関するアイディア」の発表からスタート〜

てい(お休みのためメールで提出)
からだ:他の誰かに体を操ってもらう・他の誰かと体の一部をくっつけて動く(ヒトとヒト以外のシーンをつくるのに使えるのでは?)

岳良
音:小銭の音、小銭を落とす音
からだ:影を演じる・影が動く

きく
音:本をパタパタさせる音(先週とはちがう使い方もあるのでは)、洗濯バサミではさんで引っ張ったときに出す「痛い!」という声や動きからダンスをつくれないか
からだ:洗濯物のうごき、小さなものを大きく見せるには?、背伸びの動き(万歳とか着替えの途中)、片手がきかない状態、不完全な真似・模倣

岩崎
音:せまいところから「元気だよ」などの声が聞こえる
からだ:胎児(窮屈なところでの振る舞い)、家から出る動き→一方向の動きの反復

浦瀬
音:56Pにある「どしんどしん」という音が聞こえる描写

ヤコ
からだ:繰り返し出てくる同じような動きをピックアップしようと思ったがそんなものはなかった→自分の印象に残った動きを探してみたら、いろんな走り方が気になった、服関係がたくさん出てきたのでそこから何かできないか

かなえ
音:雨の音、紙を破く音、コーヒー牛乳が飛び出す音
その他:舞台照明とは別に、反射した光でつくられる水玉模様などをイメージ
ゼミっぽい!
〜今週もクリエイション。「着替え」をテーマにつくってみます〜

まず脱ごうとした服で目の前がふさがれた状態になってみて、そこからの動きを探っていきます。
歩きながらその状態になれるか試したり、服を脱ぎながら「だるまさんがころんだ」をしてみたりするうちに、思わぬポーズが出てきたり、脱ぎ捨てられた服が床を散らかしていく様子が面白かったり、いろいろな発見がありました。

そこから今度は「着替えダンス」をつくってみることに。
2〜3人ずつに分かれてグループワークをしていきます。


うーん、どこもかしこもヘンテコなことに…

ウォーリー「服面白いですね。次の稽古ではいろいろ服を持ってきてください。で、やりたいことのイメージなんですが、岳良とかなえさんのが近いかもしれないんですけど、人物が入れ替わり立ち替わりする光景、つまりみんなで着替えごっこするみたいなシーン。ふたりで袖通したりするのも見え方として面白かったし、使えるかなと思った。着せられるきくちゃんの様子も、着せられているときにピョンピョン跳んだりするの面白かったし、1人が5人がかりで着せられているとか、やり方はいろいろ考えられるなあと思った。岩崎さんたちのは、足を袖に通したりいろんな着方が動きとして展開されていて面白かった。とにかく次の稽古はまた服でいろいろやってみましょう」

〜休憩をはさんで、次のクリエイションへ。テーマは「からだの状態が観客にどんな印象を与え、それがどんなイメージにつながっていくか」〜

みんなランダムに椅子に座り、まずは自分なりに「不安定な座り方」を探る作業から。
ウォーリーさんからのオーダーは「できるだけ力を抜いて、バランスで座る。やりすぎず、軸がはっきりしないような状態を見つける」。

そこから次は「不安定な寝返り」へ。

さらに「胎児」という課題で、みんな椅子のなかに入ってみます。
がんばって椅子におさまる呼吸ら。むしろ椅子ら。
そこから心臓の音をイメージして椅子を動かしてみたり、ひっくり返って手足で椅子を持ち上げながら動かしてみたり。
「これ、なんかおもしろーい」と楽しそうなウォーリーさん。一方の椅子らはかなり辛そうでした。


〜次のクリエイションは半々に分かれてグループワーク〜

課題はそれぞれ「せのび」(岳良、きくちゃん、浦瀬さん)と「どこかから出ていく一方向の動き」(でんさん、ヤコさん、かなえさん、さえさん)。

「せのび」チームに対するウォーリーさんの指示は、せのびから始まる「からだの連想ゲーム」。せのびから発展する姿勢や動きのパターンを探ります。


「一方向の動き」チームには「進もうとする人を止めたり、方向を変えさせたりしながら、集団の動きをつくってみて」と指示。とりあえず4人がスクエアに立つところからスタートして、全体のバランスを気にしつつ、動線とスイッチングのやり方を考えていきます。

「一方向の動き」チーム:http://youtu.be/YwgcyUBBhrQ
「せのび」チーム:http://youtu.be/PxbR_bMbSxE

ウォーリー「最初のチームのは衣装とか鞄とかいろいろ使って面白くできそうな気はするんですけど、からだのコントロールがしっかりできれば、10人ぐらいでやってみて面白くできそうな気がする。観てた人たちはどうだった?」
岳良「きちんとルールをつくって合わせられれば。止め方も複雑化したらもっと面白かった」
きく「動線が単純だった(スクエア)から、もっと複雑にしたらよかったのでは」
浦瀬「一方通行というのが出たらおもしろかった」
ウォーリー「今のは無機質に無感情的に歩いていたけど、歩き方にももっと工夫の余地がある気がする」
全体的に「もっとバリエーションがつくれたら」という感想が出ました。

ウォーリー「せのびチームはもっと会話とか感情のやりとりがあったら面白くなった気がする。今回は演出の大きなキーワードとして「連想」「連鎖」があって、ひとつの言葉からどんどんいろんなところに展開していくようにやっていきたい。それが集団の動きとしてシーンにできたら、観ている側としても爽快だと思うし、結構いいんじゃないかなと思っています。そんなわけで、せのびからもっとちがう動きに連想されていったら面白いなあと思いました」


〜残り15分のところで「呼吸らのテーマをつくりたい」とウォーリーさんが言い出しました〜

C.T.T.上演でもつかった「呼吸音」に可能性を感じているというウォーリーさん。
試しに呼吸音でリズムパターンをつくり、みんなでセッション。
なんとか「いい感じ」になることを目指し、小銭の音と重ねてみるなど試行錯誤を繰り返します。
ウォーリーさんがいろんな声・音の出し方をそれぞれに指示、セッションしていきます。

録音して聴いてみました

今回はここでタイムアップ。
次回も「着替え」「一方向の動き」「呼吸音」をテーマにシーンづくりをしていきます。

最後にメンバーへのご連絡。
今週からは週2回の稽古となるため、次回は明日です。

季節の変わり目ですから体調崩さないようにお気をつけてくださいねー。




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