2013年4月25日木曜日

【2013/4/24】底なしのイマジネーション

今回の稽古は展示室。
ウォーリーさんは他の仕事の都合で遅れるとのことで、とりあえずみんなで舞台を飾ります。


ウォーリーさんが来るまでに、まずは前回の課題その1を順番につくっていきます。

①がくりょう
58Pより『名前の紙』 http://youtu.be/P1Y5DlZblHs
「待合室にいるあいだに名前をたくさん考えた」というエピソード。
まずは横一列にならんで座った人たちが名前を書いた紙を隣のひとに渡していく。
つぎは紙をじっと見ながら渡していく。
今度は上下に蛇行させながら渡していく。
がくりょうはそれを後ろから追いかける。みんなはがくりょうに追いつかれないように、覗かれないように渡していく。
54Pより『本かくれんぼ』 http://youtu.be/oraEWk4zqoc
みんな本を持って舞台上に点在。
がくりょうを目で追うが、がくりょうが振り向いたら本に隠れる。

②うらせ
100Pより『バンザイ』 http://youtu.be/JGeKU30Ua6U
全員服を脱ぎかけた状態で乱立。その間をフラフラさまよう浦瀬さん(目が見えない)。

③かなえ
61Pより『図書館』 http://youtu.be/mR9GDoAq2vk
みんな原作本を持つ。点在する椅子の上に全員立つ。
イメージは「図書館で本を選んでいる場面」。椅子に立つ人びとは本棚役。高い位置で本を持つ。
それをかなえさんが跳びながら取ろうとする。
38Pより『脱走計画』 http://youtu.be/TMqrEZ9enQk
注射からの脱走計画。
みんなが動く木になり、逃げ回るかなえさんにいちいち集まってきて脱走を阻む。

④てい
61P『出席簿とカルテ』 http://youtu.be/sdalAOsCsaQ
転校を繰り返し、自分の名前が名簿をさまよっているうちにカルテを経由して墓に行き着くCのエピソードから着想。
舞台上で紙が行き来する様子をつくりたい。
紙を持ったでんさんが聞こえる程度のささやき声で名簿を読む(出席をとる)。
次に登場したひとがその紙をとる。そのときの紙の音を聞かせる。そのまま歩きながら同じように読む。
同じ要領で舞台上にどんどんひとが増えていき、紙は手から手に渡っていく。
最後にていが出てきて、みんないなくなり、ひとり残る。

⑤さえ
前髪を切ってしまったエピソードから着想。
舞台にみんな乱立。さえさんはその人たちのところをぐるぐるめぐる。
人びとは鏡として、自分の前に来たさえと同じ動きをする。
(はじめは前髪をいじる程度、少しずつ動きが大きくなっていく)
最後にさえさんが誰もいないところで髪をいじり始めたら、周りに集まってきて「髪のびろ!」という思いでさえさんの髪を引っ張るなどいじる。
108P『胎児』 http://youtu.be/Ym7NIg7DnAk
胎児のエピソードから着想。
洗濯紐をへその緒に見立て、さらにへその緒を糸電話に見立てる。
下手でさえさんが洗濯紐を持って横たわる(胎児になる)。
みんなは上手にいて、洗濯紐を通じてさえさんに呼びかけるなどアプローチする。
最後は「元気だよ」とさえさんが答えて終わる。

⑥でん
84P『名残りの階段』 http://youtu.be/v-fMqhClZ7M
Aの引越のエピソードを忠実に劇化(ちょっと課題を誤解していました)。
Aの通る階段を人間でやってみる。人間階段。
ちょっとあぶないので中断。みんなで考えてみます。
みんな横一列に高低をつけて並ぶ。手で階段の段をつくり、その前を通るでんさんに合わせて階段を踏む音を出す。
(階段のような鍵盤のような)
何度か往復し、最後に離れたところから「おーい」と呼びかける。
廊下に響く声として、みんなで「おーい」と答える。

⑦きく
58P『待合室』 http://youtu.be/OswfTfqWHkg
病院の待合室で名前を考える(頭の中の声が漏れている)エピソードから着想。
音楽に合わせて名前を言っていく。
8小節できくちゃんが「しーっ」と静まらせる。
音楽に合わせてみんな謝る。
今度は手元の新聞紙にクレヨンで名前を書く。それを破く。
くりかえす。

⑧ヤコ
71P『かくれんぼ』 http://youtu.be/gpaQWUH3hXU
父と娘のかくれんぼのエピソード。
みんな木になって舞台上に乱立。
観客を父として、ヤコさんは「隠れるから見ててね!」と観客に言って木々のあいだを隠れて回る。

⑨いまぎ
29P『コーヒー牛乳』 http://youtu.be/GrzgjPikcpY
コーヒー牛乳のシミから着想。
みんな舞台に乱立。舞台端でいまぎが転ぶ(持っていたコーヒー牛乳がこぼれて飛ぶ)。
みんなはその水滴となって飛び、そのまま舞台上でシミになる。
いまぎが「やばっ……」と言うと、みんな未確認生命体としていまぎを睨む。

稽古から約1時間後、ウォーリーさん到着。
さっそくお披露目すると「うん、いいんじゃないですか。どれも使えると思います」。

その後はいくつかのシーンをブラッシュアップしていきました。
以下、ウォーリーさんの指示の記録です。

「それぞれをもう少し強度のあるピースにしていきましょうか。じゃ、かなえさんの『図書館』からいきましょう」
「本棚の人たち、本が床と平行で直立になるように持ち方をそろえてもらっていい?」
「かなえさん、つま先立ちの状態を見せたいから、何度かつま先立ちになって手をのばす動作をしてからジャンプしてもらっていいですか」
「最初にがくりょうから本を取ってください。本を取ったら、取られたがくりょうは一度椅子に座ってかなえさんを見ましょうか。かなえさんはがくりょうと目が合ったらいまぎ君のところに行きましょう。で、がくりょうは浦瀬さんのところに取りに行ってみて」
「かなえさん、すごく静かな感じでできる?ほんとに図書館にいるときみたいに」
「今の動線でいいので、基本的に移動するときは本を読みながら歩いてもらっていい?あと、がくりょうは座らなくていいや。取られたらそのまま浦瀬さんのところに行ってください」
「かなえさんの芝居の話になっちゃうんだけど、普段は説明的に芝居をしてきたんだと思うのね。だから静かな印象がなかったんです。でも今やってるのは本を読むっていうことを課したので、すごく静かになったし、もっと静かになるとも思うんですね。以前いまぎ君も言っていたと思うんだけど、やっぱり説明せずにやったほうがいいと思うし、周りもやりやすくなったと思うんだよね。まあそういうわけで、今のシーン覚えておいてください」


「次、岩崎さんの『鏡』やりましょうか」
「始まりと終わりだけは分かりやすくしたいんですね。えっと、それじゃ岩崎さんがいまぎ君の前から去ったら、ていさんときくちゃんが同じ動きしてみてください」
「浦瀬さん、岩崎さんががくりょうの前からいなくなったら、客席側に鏡があると思って、女の子のつもりで髪の毛をいじってみてもらっていいですか。3秒ぐらいで終わっていいんで」
「岩崎さんはもっと髪の毛を切り過ぎた女の子を演じてもらっていいですよ。そっちが有機的になったほうが周りが無機的になりやすいだろうし」
「かなえさんの前でやる動き、固めてもらっていい?それをヤコさんとでんさんも同時にやってください」
「岩崎さん、それぞれのストップしてる姿勢からムーブメントにつなげていってもらえる?」
「えっと、移動中からムーブメントを始めてもらっていい?それで岩崎さんがでんさんの前に行ったあと、岩崎さんの移動に合わせてみんな少しずつ自分で身体をひねったり姿勢を変えたりしながら自分で動き始めて、最後に真ん中に集まるようにしてもらっていい?」


「今度はていさんの『名簿とカルテ』いきましょう」
「今のままだと名前が渡っているっていうのが分からないから、同じ名前をみんな言うようにしてみましょうか。ずっとぶつぶつ言いながら歩くんだけど、紙を持ったときにわりとはっきり言うようにするということで」
「さっきよかったのは手紙が大きくさまよってそこからテンポが良くなったところだったんで、あんまり同じところでぐるぐるしないで、広がっていくようにやってみてもらえる?」
「さっきのは奇跡的によかったんだねえ……(笑) みんな動画をまた観ておいてください」


【来週に向けて】
*来週はウォーリーさん早抜け。抜けた後は②をつくる作業を。
①先週と同じく。ポイントは「人びとの行き交うなかでじっとしている人」
②プロットを参照し、自分が演じる人間以外のものをピックアップして(紙に書くor事前にメールで送る)、ひとり芝居をつくってみる

みなさん、動画をぜひチェックしておいてくださいね!


【2013/4/22】今日もシーンづくり


どうも、森です。

チラシ制作も校正作業に入り、公演2ヶ月前にもかかわらず緊張感の高まる日々を過ごしております。

さて、いよいよウォーリーさんからプロットが配布されました。
内容や意図についての手短かな説明があったのち、原作の中でプロットに関わりのある部分を音読していくところから稽古が始まりました。
これはネタバレになるかもと思いつつ、読んだ箇所は以下のとおり。
音読したのち、それぞれ自分の読んだエピソードにタイトルをつけました。
(これ、原作者の福永さんをはじめ、『星座から見た地球』を読んだことのある人にとってはなかなか興味深いワークなんじゃないでしょうか)

10P
A:怪文書
B:ラヴレター
C:涙の理由
D:郵便屋

88P
A:たん生日

84P
A:引越
B:散髪
C:紙飛行機
D:だれがかいたの?

23P
D:問いかけ

29P
C:不思議なシミ
D:おさがり

118P
A:腕時計(バス停)
B:初デート
C:バスの降車ボタン
D:バスへのお願い

ひと通り出揃ったところで、今度はウォーリーさんがピックアップしたエピソードを2人1組になって約1分のシーンとしてつくってみます。
以下、ウォーリーさんからの指示です。

「日常の断片、状況とか状態とかそういうもの、もしくはテーマに対して演出的なアプローチを示してください。起承転結は全然なくていいし、ストーリーもなくていいです。服とか小道具が使えれば使ってみたりしてください。C.T.T.でやった連鎖の方法を引き伸ばした感じで、1分半くらいダラダラできるようにつくってください。1分やって、クロスフェード的に交代して……という具合に順番に発表してもらいます」

<グループ分け>
たん生日:きく、うらせ
バスへのお願い:かなえ、さえ
怪文書:でん、がくりょう
引越:いまぎ、ヤコ
おさがり:てい、さち





カメラを向けるとすかさず反応するていさん
(サボってるわけじゃないんですよ!あえて言うけど!)
記録動画はこちら→ http://youtu.be/Lv4H1zGFy6s

ウォーリー「今の、覚えといておいてください。多分使います。もっと他の人の動きを真似するとか、関わっていくとか、そういうのがあるといいですね」
「じゃ次は3人×3チーム+1人でやってみましょう」

不思議なシミ:うらせ、がくりょう、さえ
郵便屋:さち、かなえ
紙飛行機:ヤコ、てい、いまぎ
腕時計:きく、でん

記録動画はこちら→ http://youtu.be/vPgrqH_IDd4

<振り返り>
ウォーリー「さっちゃんとかなえさんのところは関係性が面白かった。ヤコさんたちの紙飛行機は紙つながりってことで面白かったし、何か使うと思います。これはどういう意図でつくったの?」
ヤコ「大きな紙飛行機に3人で旅をしている様子をやりたかったんです。全然ちがうものになっちゃったけど。みんな病院にいる子どもだから、空想のなかで旅をするっていう」
ウォーリー「おおお、なんか素敵やん!」
ヤコ「でもそれはできなかったから、3人が紙飛行機になって飛ぶっていうことになった。エッセンスとしては、紙飛行機に何かを乗せて飛ばしたかったし、わたしは自分が紙飛行機に乗りたかった」
ウォーリー「それなら病室から紙飛行機を飛ばしているひとが必要だったと思う。まあ、何にせよ使えると思います」
きく「うちは人間とバス停っていう組み合わせからスタートして、だんだん2人とも時計の針になっていきました」
ウォーリー「うんうん。最後のは?」
がくりょう「壁かモノにぶつかるとシミになるっていうのを身体でやってみました」
さえ「最初はそれをみんなでやって、それが徐々に個々の動きになっていくようにしてみたんです。最初はひとつの地球外生命体なんだけど、最後はそれが別々の個体になっていく…という感じで」
ウォーリー「別のシーンとかに発展しそうな感じはした?」
さえ「変な姿勢から展開するとかはできそう」
がくりょう「ひとにへばりついたりしたら面白いんじゃないかなと」
ウォーリー「あ、面白いじゃん。ちょっとやってみてよ。でんさん、ちょっと歩いてみてください」

というわけで、歩くでんさんにへばりつく謎の生き物およそ3匹。
いい感じでした。
(笑っていたら写真を撮りそこねてしまいました。すみません)

それでは以下、次回への課題です。
①今回やったことを広げてみて、自分対全員でのシーンを考えてくる。次の稽古の最初に振り渡しをします(持ち時間はひとり7分!)
②関係性、そのひとの立ち居振る舞いなど、人間観察をしてくる。町で見ていて何考えてるか分からないひと、気になるひとを見つけて発表する。

次回は水曜日。みなさん、課題の発表楽しみにしています!

2013年4月19日金曜日

呼吸らのテーマ?

C.T.T.という会で試作品を上演して以来、久々にウォーリー木下さんのクラスにお邪魔しました。
 現在も変わらず、ピーター・ブルックの創作現場のように(言い過ぎか?)道具やアイデアを持ち寄って、大の大人達が子どものように自由な発想で「遊ぶ」創作が今日も行われました。
物干ロープのような仮舞台装置を稽古場にしつらえて、持ち寄った服や小道具をつかってアイデア出しが行われます。どんどん思いつきを出してゆくと、ぽつぽつと面白いパフォーマンスが出てきます。それをみんなでやってみたり、アレンジしたり・・・。
作品の芽がいくつも生まれてくるようです。

稽古の最後には「呼吸らのテーマ」と呼ばれていた、合唱?呼吸で奏でる音楽?も前回続いて行われました。バリ島のケチャの合唱のように、口や拍手などからだから発する音を重ねて、音楽のように演奏する試みです。もちろんこれが本番で使われるかどうか、お見せ出来るレベルに仕上がるかどうかもわからないのですが、メンバーは極めて真剣に、かつ前向きに取り組みます。まだ二回めの練習にも関わらず、聞いている私には、あるイメージが喚起されました。すごい!

メンバーの発想やイメージの膨らませ方が確実に豊かになっている印象を受けました。変化や意外性に富んでいて、「何が起こるんだろう?」という興味がわくのです。どのような作品なるのかはまだ良くわかりませんが、少なくとも刺激的な(飽きさせない)作品に仕上がる予感がします。

稽古動画はこちら

http://youtu.be/dkd0hA4I0dY

2013年4月16日火曜日

【2013/4/15】着替え、からだの見え方、動き方


どうも、森です。
今週も稽古場の様子をご報告します。

〜まずは先週の課題「からだの状態や音に関するアイディア」の発表からスタート〜

てい(お休みのためメールで提出)
からだ:他の誰かに体を操ってもらう・他の誰かと体の一部をくっつけて動く(ヒトとヒト以外のシーンをつくるのに使えるのでは?)

岳良
音:小銭の音、小銭を落とす音
からだ:影を演じる・影が動く

きく
音:本をパタパタさせる音(先週とはちがう使い方もあるのでは)、洗濯バサミではさんで引っ張ったときに出す「痛い!」という声や動きからダンスをつくれないか
からだ:洗濯物のうごき、小さなものを大きく見せるには?、背伸びの動き(万歳とか着替えの途中)、片手がきかない状態、不完全な真似・模倣

岩崎
音:せまいところから「元気だよ」などの声が聞こえる
からだ:胎児(窮屈なところでの振る舞い)、家から出る動き→一方向の動きの反復

浦瀬
音:56Pにある「どしんどしん」という音が聞こえる描写

ヤコ
からだ:繰り返し出てくる同じような動きをピックアップしようと思ったがそんなものはなかった→自分の印象に残った動きを探してみたら、いろんな走り方が気になった、服関係がたくさん出てきたのでそこから何かできないか

かなえ
音:雨の音、紙を破く音、コーヒー牛乳が飛び出す音
その他:舞台照明とは別に、反射した光でつくられる水玉模様などをイメージ
ゼミっぽい!
〜今週もクリエイション。「着替え」をテーマにつくってみます〜

まず脱ごうとした服で目の前がふさがれた状態になってみて、そこからの動きを探っていきます。
歩きながらその状態になれるか試したり、服を脱ぎながら「だるまさんがころんだ」をしてみたりするうちに、思わぬポーズが出てきたり、脱ぎ捨てられた服が床を散らかしていく様子が面白かったり、いろいろな発見がありました。

そこから今度は「着替えダンス」をつくってみることに。
2〜3人ずつに分かれてグループワークをしていきます。


うーん、どこもかしこもヘンテコなことに…

ウォーリー「服面白いですね。次の稽古ではいろいろ服を持ってきてください。で、やりたいことのイメージなんですが、岳良とかなえさんのが近いかもしれないんですけど、人物が入れ替わり立ち替わりする光景、つまりみんなで着替えごっこするみたいなシーン。ふたりで袖通したりするのも見え方として面白かったし、使えるかなと思った。着せられるきくちゃんの様子も、着せられているときにピョンピョン跳んだりするの面白かったし、1人が5人がかりで着せられているとか、やり方はいろいろ考えられるなあと思った。岩崎さんたちのは、足を袖に通したりいろんな着方が動きとして展開されていて面白かった。とにかく次の稽古はまた服でいろいろやってみましょう」

〜休憩をはさんで、次のクリエイションへ。テーマは「からだの状態が観客にどんな印象を与え、それがどんなイメージにつながっていくか」〜

みんなランダムに椅子に座り、まずは自分なりに「不安定な座り方」を探る作業から。
ウォーリーさんからのオーダーは「できるだけ力を抜いて、バランスで座る。やりすぎず、軸がはっきりしないような状態を見つける」。

そこから次は「不安定な寝返り」へ。

さらに「胎児」という課題で、みんな椅子のなかに入ってみます。
がんばって椅子におさまる呼吸ら。むしろ椅子ら。
そこから心臓の音をイメージして椅子を動かしてみたり、ひっくり返って手足で椅子を持ち上げながら動かしてみたり。
「これ、なんかおもしろーい」と楽しそうなウォーリーさん。一方の椅子らはかなり辛そうでした。


〜次のクリエイションは半々に分かれてグループワーク〜

課題はそれぞれ「せのび」(岳良、きくちゃん、浦瀬さん)と「どこかから出ていく一方向の動き」(でんさん、ヤコさん、かなえさん、さえさん)。

「せのび」チームに対するウォーリーさんの指示は、せのびから始まる「からだの連想ゲーム」。せのびから発展する姿勢や動きのパターンを探ります。


「一方向の動き」チームには「進もうとする人を止めたり、方向を変えさせたりしながら、集団の動きをつくってみて」と指示。とりあえず4人がスクエアに立つところからスタートして、全体のバランスを気にしつつ、動線とスイッチングのやり方を考えていきます。

「一方向の動き」チーム:http://youtu.be/YwgcyUBBhrQ
「せのび」チーム:http://youtu.be/PxbR_bMbSxE

ウォーリー「最初のチームのは衣装とか鞄とかいろいろ使って面白くできそうな気はするんですけど、からだのコントロールがしっかりできれば、10人ぐらいでやってみて面白くできそうな気がする。観てた人たちはどうだった?」
岳良「きちんとルールをつくって合わせられれば。止め方も複雑化したらもっと面白かった」
きく「動線が単純だった(スクエア)から、もっと複雑にしたらよかったのでは」
浦瀬「一方通行というのが出たらおもしろかった」
ウォーリー「今のは無機質に無感情的に歩いていたけど、歩き方にももっと工夫の余地がある気がする」
全体的に「もっとバリエーションがつくれたら」という感想が出ました。

ウォーリー「せのびチームはもっと会話とか感情のやりとりがあったら面白くなった気がする。今回は演出の大きなキーワードとして「連想」「連鎖」があって、ひとつの言葉からどんどんいろんなところに展開していくようにやっていきたい。それが集団の動きとしてシーンにできたら、観ている側としても爽快だと思うし、結構いいんじゃないかなと思っています。そんなわけで、せのびからもっとちがう動きに連想されていったら面白いなあと思いました」


〜残り15分のところで「呼吸らのテーマをつくりたい」とウォーリーさんが言い出しました〜

C.T.T.上演でもつかった「呼吸音」に可能性を感じているというウォーリーさん。
試しに呼吸音でリズムパターンをつくり、みんなでセッション。
なんとか「いい感じ」になることを目指し、小銭の音と重ねてみるなど試行錯誤を繰り返します。
ウォーリーさんがいろんな声・音の出し方をそれぞれに指示、セッションしていきます。

録音して聴いてみました

今回はここでタイムアップ。
次回も「着替え」「一方向の動き」「呼吸音」をテーマにシーンづくりをしていきます。

最後にメンバーへのご連絡。
今週からは週2回の稽古となるため、次回は明日です。

季節の変わり目ですから体調崩さないようにお気をつけてくださいねー。




2013年4月10日水曜日

【2013/4/8】グループワーク&ディスカッション

どうも、森です。
今週も稽古場の様子をお知らせします。

先週の「何かわからないものを主人公にしたシーンをつくってみる」というワークから発展させて、今週は原作からインスピレーションを得てグループワークをしたり、ディスカッションをしたりしました。

〜まずはグループワーク(欠席もあったので多少グループ構成に変更がありました)〜

①かなえ・きく・さえチーム(モチーフ:犬)http://youtu.be/mr7AM2UaK90
<メンバーからの補足>
Dの犬の話。犬が同じルートをずっと我関せず回っているところ、一匹の犬なのに呼ばれる名前が全部違うこと、椅子をくぐったのは「犬をやるための四つん這い」ではなく「四つん這いにならざるを得ない状況での動きが犬を演じているように見えてくる」というふうに外側からつくりたかった。いつも同じコースを歩く犬の散歩をやりたかった。
ウォーリー「最後のはどういうこと?」
メンバー「文章にある「追いかけようとしたら捲かれた」っていうのをやりたかった」
ウォーリー「外側からつくるという発想は面白かった。椅子をくぐるときだけ四つん這いにするとか、リズムを変えてみたらよかったのではないか」

②岳良・ヤコチーム(モチーフ:チョーク)http://youtu.be/-u6-MRI6fqw
<メンバーからの補足>
チョークが文字通り身を粉にして黒板に書きつけられて、それがみんなのノートに書き写されて、さらに時間が経っていってみんなの記憶に残る様子ができればいいなと思ってやってみた。ヤコさんには最初書かれたものをやってもらって、それを自分(岳良)が体現していき、そのチョークが歴史になっていく……という展開を意図した。

③てい・浦瀬チーム(モチーフ:ボール)
http://youtu.be/qkov8oL1AH4 http://youtu.be/OHgi1gMw1Io
<メンバーからの補足>
原作に「ボールが単調なリズムしか刻めないから残念でならない」というくだりがあったので手鞠唄の「あんたがたどこさ」を歌ってみた。浦瀬さんや自分(てい)がボールを演じるところからスタートとして、その手鞠唄からいろんな遊びに発展させていった。

〜振り返り。自分の以外のグループについての感想を一言ずつ出し合っていきます〜
さえ「岳良とヤコさんのやつは人数を増やしてやってみても面白そうだと思った。音楽が強かったので、ちがう音楽をつかったらどんな感じになるか、シンプルなつくりだったのでBGMによって印象が変わる気がした」
かなえ「岳良たちの発表はそれだけでひとつのラストシーンみたいな仕上がりだった。ただちょっと、あれだけだとチョークということが分からず「いい物語だった」という印象だけが残る気がした。てい・浦瀬の発表は最初のボールを演じているところを膨らませて丁寧にしたら面白かったのでは」
岳良「てい・浦瀬チームは途中までの片方がボールを演じている状態が面白かったので、そのルールを維持していたら面白かったんじゃないかと思った」
ヤコ「最初のグループ(さえ・きく・かなえ)はずっと同じテンポだったのが観ていてしんどかった」
浦瀬「最初のグループ(さえ・きく・かなえ)は緩急があったほうが面白かったなと思った。岳良たちのは音楽がやかましくて、もっとゆったりした曲のほうが芝居が映える気がした」
てい「自分の好みの問題だけど、奇声が好きじゃないので最初のグループ(さえ・きく・かなえ)の発表はちょっと入り込めなかった。観ていて面白かったけれど、もっと普通に子どもの声とかでもよかったのではないかと思った。岳良たちのは「チョークが自分の身を削って歴史に残る」という内容だったことが(観ていて分かったのではなく)あとの補足で分かったので、もっと工夫できる気がした」
きく「岳良とヤコさんのグループは音楽に合わせてもっと展開させられたらよかったと思う。ヤコさんの声が音程と合っていてきれいだった。てい・浦瀬チームはボールの動きをやっていたのがおもしろかった。どうして「あんたがたどこさ」だったのかは少し気になった」

〜感想をシェアしたところで、先週出されたもうひとつの課題「原作から感じたこと・汲み取ったこと」を書き出す作業に移行していきます〜
自分のメモを見ながら、ホワイトボードをどんどん埋めていく呼吸ら
で、こんな感じ
〜書き出された言葉についてディスカッション。色・かたち・距離などでカテゴライズしつつ、それぞれのイメージをシェアしていきます〜

<まず気になった言葉を拾っていく>
「未来が切ない」
「温かい」
「ずっとおなじではいられない」大人になることを前提に書かれたわけではないけど、ずっと子どもではいられないということが全体を貫いているような気がした
「時間」
「そのように思うからそのようにみえる」犬と思うから犬なんだけど、自分には猫のようにしか思えないから、私には猫にしか見えない、みたいな。
「無感情」
「近い」星座っていうのは遠いイメージだけど、全体的に身近にあるまとわりついた感じの話だなと。
「まじゅつめいた気配」すっとそこに戻れてしまう感じを受けたから
「まるくてざらざらした物語」子どもが意味なく拾った石みたいなイメージ

<かたちに例えると?>
かなえ「のべーっとした感じ」
岳良「一定の凹凸」
ヤコ「アメーバみたいにその都度かたちが変わる感じ」
さえ「かたちというよりたくさんの線が交差している感じ(いろんな図形にも見える)」

ウォーリー「じゃ、みんなでチラシのラフスケッチを描いてみて」
みんな「えーっ!」
呼吸らによるラフスケッチ。はたして実際のチラシはどんなものになるんでしょうか。
<距離に関係しそうなものは?>
「低くて広い視野」
「あいまいな境目」
「遠い町」
「近い」
「大人ぶる」
「目(目線の高さ)」
「せのび」

<明かりに関係しそうなものは?>
「あかるい」
「薄もや」
「ほのぐらい」
「夕暮れ」

〜ここできくちゃんの書いた「この国のこども」が話題に。きくちゃんいわく「この国」というのは、日本ではなくこの本のなかの世界のことのようです〜
ウォーリー「それは重要かも。前にも昭和って出てきたし。どこの国の子どもにするかっていうのは大事なのかもしれない」

<「この(本のなかの)国のこども」の特徴を出してみよう>
・逃げ出すことが多い
・意地っぱり
・子どもらしくないのとはまたちがう違和感
・わがまま(嫌なことはやりたくない。好きなことは手放さない。我慢しない)
・素直
・名前がない
・自分が対等か、相手より上だと思っている
・ひとりでいるときが多い
・急にストップできない
・透明
・生まれる前とか死んだ後の記憶もある(赤ちゃんになって出てくる場面がある)
・歳をとらない/とれない
・遊んでいるところの情景が少ない(孤独な感じがする)
・現在生きているというより過去にいた感じ
・(子どもはたくさん出てくるけど)それぞれの親の印象は同じ
・動物と対話する
・実はしゃべってない(「」が文章に出てこない)
・子どもにだけ色がある(周りは無色)
・子どもの顔がない、思い浮かばない

〜「じゃ、これをやってみよう」とウォーリーさん。とりあえず適当にページを開いて題材とする箇所を選びました〜
①76PのBのくだり(ヤコ、きく)
②47PのBのくだり(てい、浦瀬、かなえ、岳良、さえ)

〜グループワーク開始。難航しているようなので、とりあえず途中経過をウォーリーさんに報告することに〜
①ヤコさん・きくちゃんチーム
①前半と後半で少しちがうことをしたい。前半では世界観みたいなものを表現する。「水たまりに雲が浮かんでて楽しいね」っていうやりとりを目線を合わせたりして表現して、ふたりで息を吹きかけて水たまりを壊して、そのあと猫と子どもに分かれようと構想中。
ウォーリー「ちょっとやってみて。(ふたり、やってみる)なんか水たまりなのが全然分かんないね。ケーキのろうそくを消しているみたいにも見えるし。ちょっと水たまりの特徴を言ってみて」
透明、ぴちゃぴちゃ、傘で突っつきたくなる、どろんこ遊び、鏡……
ウォーリー「鏡っていうのをやってみたらどうかな。ふたりが鏡の動きをするんだけど、吹きかけると揺れたりして。それがはじけた瞬間にはじけた動きからシーン転換につなげたりとか」

②ていさん・浦瀬さん・かなえさん・岳良・さえさんチーム
②(具体的に動きを決めつつあったようなので、ひとまず実演することに)
ウォーリー「今の2分くらいやっていたのを20秒くらいにしたらいいと思うのと、ルールに沿って動いていたと思うんだけどそのなかにある個人のクセみたいなのを消していったらいいと思うんだよね。あと数をかぞえてタイミングを合わせようとしすぎて上手くいかなくなってると思う。それと音を入れたいので、本で顔を隠しているときに目の前に書いてあることをぶつぶつ読んでもらっていい?」

〜それぞれ修正したのち、あらためて発表〜
http://youtu.be/doWfT465oHQ
ウォーリー「布を顔で隠しているのがおもしろかった。そんなに面白い布を持ってるならそれを水たまりにしたらよかったんじゃないかな」
http://youtu.be/SyehOgpQ_OU
「受ける側としてはやっぱり音の印象が強いと思うから、からだの動きでやっているのもいいけど、もっと音をうまく使ってみたらいいと思う」

ウォーリー「今の発表を見た感じだと、<からだをつかった状態><からだの状態から観客にイメージを喚起させる>ということが大切になってくるような気がするので、来週はそこを探っていきましょう」

〜というわけで、来週の課題です〜
「からだの状態と音を中心にしたアイディア出し」
ひとり2個ずつくらいアイディアを出してもらった上で、面白いものをパフォーマンスに発展させる作業をしていきます。



2013年4月4日木曜日

【2013/4/1】今回は動画祭りです


どうも、森です。
今週の稽古から、呼吸らは6月の本公演に向けたクリエイションを始めました。
まずは先週出された課題を発表するところから。

【先週の課題発表!】
課題:何だか分からないものが主役のシーンをつくろう!
〜発表にあたってチーム分け(1人のひとは1人で)。30分ほどの時間で短いシーンをつくっていきます〜

①ヤコさん
②岩崎チーム(岩崎さん・ようこさん)
③ていさん
④岳良チーム(岳良・今木くん)
⑤かなえさん
⑥菊池チーム(菊ちゃん・浦瀬さん・さっちゃん)

〜ヤコさんから発表…。発表の後みんなでモチーフを当ててみて、どうしてそれを選んだのか等の経緯や感想をシェアしていきました〜

①ヤコさん:小鳥と女の子
(動画:http://youtu.be/N-4Ssl4ZMmw
ヤコさん「木の穴から外を見る首の動きが面白いと思って、そこが出発点。その動きに朝起きたときの女の子の動きを重ねたら面白いかなと」

②岩崎さんチーム:桜の花びらと友達
(動画:http://youtu.be/97pQ9SqNDmo
岩崎「さくらの花びらをやりたいと思ったのと、人と人じゃないものが友達になる様子をやりたいなあと思ってつくりました。最初は桜の木と人間なんですけど、手紙を読んだ後には喧嘩した友達どうしに変わるっていうふうに打ち合わせてやってみました」
ウォーリーさん「ようこさん、やってみてどうでした?」
ようこ「なんか泣けちゃう、と思って」
一同爆笑
ようこ「でも、あんまりそれを出さない方がいいって言われて」
岩崎「というか、直接的な言葉では表現してほしくないなと思って、そういうオーダーを出しました」

③ていさん:時
(動画:http://youtu.be/qR6MJos9R-c
てい「ああいう(必ずしも人間ばかりが主人公とは限らないような)文体で自分も何か書くとしたら、こういうのを書くやろうなと思ってやってみました」

④岳良チーム:干されている靴下
(動画:http://youtu.be/gu9Rx_gn29w
岳良「本の中に出てくる人じゃないものって寂しいなと思って、靴下っていろいろな目に遭うし、やるせなさみたいなものが出たらいいなと思ってやってみました」

⑤かなえさん:パソコン
(動画:http://youtu.be/lQOi1QGvVNY
かなえ「パソコンって起動したときとかネットにつないだとき、時間かかってるあいだ「何してんの?」と思って」
ウォーリーさん「まあ、だいたいみんな分かったよね?」
森「動画を撮っていてかなえさんの持っていた紙に書かれた字が読めなかったので、ちょっと動きだけでは分からなかったです」
ウォーリーさん「ああ、確かに文字で分かったところはあったかも」

⑥菊ちゃんチーム:池
(動画:http://youtu.be/L3_yv0hnJP4
菊池「本を読んでみたら「蛙飛び込む水の音」的な世界観を感じて、そのへんの池に行って池と会話してきたんですけど、それで水が落ちたりしたときに笑ってるみたいな気がして、逆に夜とかは誰も来なくて寂しそうな気もしたりして、そういう池の気持ちみたいなものをやってみようと思いました」

ウォーリーさん「CTTでは子供を演じるってことをやったわけですが、その成果として<子供を演じる>ことではなくて、<(「子供」という)状態をつくる>っていうことがポイントなんだとわかったので、今後それを念頭にして進めていきたいと思っています。で、そういう意味でもいわゆる擬人法的でないやり方でやっていきたいなと思っているんですね。それをふまえて、今日はもうちょっとクリエイションの作業をしていきましょう」

〜再度チーム分け〜


①浦瀬さんチーム(浦瀬さん、ヤコさん)
②かなえさんチーム(かなえさん、ていさん、菊ちゃん)
③岩崎さんチーム(岩崎さん、ようこさん、さっちゃん)
④岳良チーム(岳良、今木さん)


ウォーリーさんからのオーダー
「さっき言ったみたいに、<あまり擬人化しない>ということを大切にしてつくってみてください。ようこさんたちのチームはアイディアが出てきにくいようだったら、さっきの<関係が変わっていくことで何者なのかも変わっていく>っていうのを出発点にして考えてみてください」

〜発表。お互いに想像を超える(超えすぎ?)アイディアの連続で大変盛り上がりました〜

①浦瀬さんチーム:子と母
(動画:http://youtu.be/nlUESw3FeQA
浦瀬「わかりやすくてすいません」
ウォーリーさん「いやいや、決して分かりやすくは……ちょっと説明してください」
浦瀬「子供がひとり家にいて、お母さんが買い物に行ってて家にいないので、ミルクティーをパックから直接飲んだりしたらこぼしてTシャツを汚してしまって、それで二階の自分の部屋に上がってタンスからお気に入りのヒーローのTシャツを出して、そのヒーローを妄想の中で演じて、ヤコさんにはそのヒーローを頼る弱い者をやってもらって、最後には友達が来たのでお母さんに呼ばれて階段を降りる、という感じです」
ウォーリーさん「面白いんですけど、Tシャツを出してからヒーローになるくだりはやっぱり見ている側に確実に伝わるかといったら、ちょっと分からないですよね。それと、ヤコさんが最初はお母さんなのに途中で別の人になって最後またお母さんになるというのも、声を変えるとか変化をつけないと分かりにくいと思います。でもアイディアとか身体の動きはすごく面白かったです」

②かなえチーム:コンピューター
(動画:http://youtu.be/cWuxQuPf9qA
かなえ「菊ちゃんはwordです」
ウォーリーさん「え、word?」
菊池「この動きをしているときは文字を変換していて、こうしているときは打ち込んでてて……」
かなえ「ていさんがネット君です。で、私がEメールです」
ウォーリーさん「え……あの、ぶつかってたのは何だったの?」
かなえ「あれは文章をもらってるんですよ。データをもらうために、菊ちゃんの後ろをついて回ってました。で、さいごはいろんなことをやりすぎて、フリーズしてシャットダウンしちゃったんです」
ウォーリーさん「……うん、そっか、わかった」

③岩崎さんチーム:お絵描き
(動画:http://youtu.be/CJnRGnCZW70
〜みんなで当ててみる。惜しい回答はあるものの、なかなかヒットせず。答えは「お絵描き」。岩崎さんがペンとなり、さっちゃん演じる子供の描こうとするものを、ようこさん演じる画用紙に描いていたのでした〜
ウォーリーさん「ああ、なるほど。オチもあったし、関係性ができていて面白かったですね」

④岳良チーム:靴下
(動画:http://youtu.be/w4hry-RM6zE
〜ふたりのエネルギッシュな表現にみんな爆笑〜
ウォーリーさん「100パーセントみんなに伝わったと思う、なんか説明したいことある?」
岳良「今木くんが足と靴下の別れをやりたいっていう意見を出してくれて、そこから感情のやりとりをやろうということになって、洗濯機の中での靴下同士のやりとりをすることになりました」

ウォーリーさん「やっぱり一回目より二回目のほうが、さっき言っていた僕のやりたいことに近づいたというか、発想が自由になってきたなあと思いました。で、来週なんですが、『星座から見た地球』からの抜粋テキスト(配布)をもとに一本つくってもらおうかなと思います。まあアンサンブルでやった方がいいかなと思うので、今ざっとチーム分けをしますね」

a:伝さん、菊池さん
b:ていさん、浦瀬さん
c:岳良、今木、ヤコさん、ようこさん
d:岩崎さん、さっちゃん、かなえさん
※呼吸らのみなさんへ。稽古終わったあとにaとbに変更がありましたのでご確認ください。

ウォーリーさん「この文章をつかってもいいし、モチーフだけを借用してもいいです。擬人法的にならないようにつくっていって、途中から何かに見えてくるようにつくってみてください。まあ難しいかもしれませんが、やってみましょう。それが来週までの課題その1で、もうひとつはこの本から受ける印象をできるだけたくさんの言葉にしてきてください。紙に書いて、それをホワイトボードに書き出したりして、少し本の解釈的なこともしていきましょう」


この日はここで終了。
相変わらず奔放な想像力を発揮する呼吸らのみなさん。予想だにしない数々のアイディアにウォーリーさんも困っているような楽しんでいるような様子でした。